2011年8月16日火曜日

手で触れることの大切さ

母さん、お肩をたたきましょう~♪

この歌にもあるように、人の手によるお疲れへの癒しは愛情も加わってとっても気持ちのいいものですよね。

医療の世界でも、意図的タッチ(Purposeful Touch)といって、使い方によっては苦痛を軽減することのできる大切な技術として使われています。

人は触れられることにより、安心感を得たり、苦痛が軽減したり、孤独感や恐怖感が軽減することがあります。

生まれたての赤ちゃんは、抱っこされることにより常に快感を伴う感覚を発達させていて、これは、子供の成長と発達に大変重要な役割を担っています。

実際、発達時期に身体接触がないと、大きくなってから情緒不安定や良好な人間関係構築に支障が出てくる事例もあるそうです。

温かい気持ちを持って触れること。それによって、人はストレスが緩和したり心地よさを感じたりするようです。
特に疲れていたり、辛いときなどは、支えになったり、頼りになったり、助けになったり、勇気づけになったり。言葉を発せずとも立派なコミュニケーションになっているんですね。

人に触れるという行為。使い方を間違えれば相手に不快感や不信感を与える微妙なものですが、できれば心地よさを感じてもらいたい思いを込めながら施術しています。