2017年8月4日金曜日

承認欲求とストレス②

互いに相手を承認し合えなくなると人間関係に問題が発生してしまいます。

これは相手があることなので自分の思惑どおりにならない場合があることは想像に難しくありません。それぞれ自分の立場で考えて主張しますし・・・。

考えの違いや価値観の違いを認め合うことが出来ないと関係は良好にはならないため、ずっとストレスは続いてしまいます。

そこに互いに改善の余地があるのなら、信頼関係を構築する努力によってストレスが回避する可能性が出てきます。

人は、好意を受けたら返したくなる返報性という心理が働くそうで、その積み重ねで信頼関係を築いていくものなのだそうですから、返報性を期待した行動をしてみるの良いですね。

認めてもらえないとついつい相手に変わってもらいたいという願望が強く生まれてしまいがちですが、これを力任せに動かそうとすると摩擦が起こります。

では、どうしたら良いか?

視点を変えて、相手に動いてもらうために、相手に自ずと変わってもらうための行動をする(しかも返報性を活用したものがベスト)、というのが、一番手っ取り早いのだろうと思います。

例えば、相手の意見と対立した場合、こちらの希望を最大にしたものを最初に提示し断れた後に希望を縮小して提示し直す。

相手は、こちらの希望を譲歩した形で提示されたととらえ、そこで返報性の心理が働き受け入れねばならない、又は受けれてもいいという気持ちに変化しやすくなります。

相手を力づくで動かすのも、相手に自ずと動いてもらうようにするのも、どちらも自分のため、

となれば、摩擦が少ない後者を選ぶ方が受けるストレスも少なくなります。

行動を起こさないと何も変わりませんし、諦めたらそこで終わりです。

生きている限り、変化する可能性はあるわけですから・・・。

もちろん、すべてのケースに当てはまる考え方ではないかもしれませんが、

一つの考え方として、ストレスの軽減のヒントになれば、嬉しく思います。