2017年2月10日金曜日

幸せホルモンのセロトニン

今回は体内で特に重要な役割を果たしている

三大神経伝達物質(ドーパミン・ノルアドレナリン・セロトニン)の一つ

セロトニンのお話をしてみたいと思います。

セロトニンは、興奮や攻撃性に作用するドーパミンや不安や恐怖感に作用するノルアドレナリンを抑制する作用があります。ドーパミンやノルアドレナリンがスイッチオンとしたら、セロトニンはオフの状態してくれるということでしょうか。メンタル面でとても重要な役割をしてくれるんですね。セロトニンの分泌が減少してしまうと精神バランスが崩れてうつ状態になることでも有名です。

ただ、割合にすると腸に90%、血中に8%、精神に影響与える脳には2%程度といわれています。消化器に分布してることは、以前の腸運動と自律神経でお話しました。
例えば、ストレスが原因の過敏性腸症候群もセロトニンの過剰分泌が原因と言われています。
これで思うのは、セロトニンって脳での分泌量はほんのわずかなものすごく影響与えているってことですね。とても繊細なんですね。

さて、ココロが元気に過ごすために必要なこのセロトニンは

朝日を浴びるとこのセロトニンの分泌が促されます。

また単純なリズム運動も活性化します。

このリズム運動は、咀嚼運動やウォーキング、深呼吸、歌うなども入るそうです。

セロトニンが分泌されるとその刺激で副交感神経優位になってリラックス状態になっていくワケです。

他にも、栄養面からいうとトリプトファンというアミノ酸、炭水化物、ビタミンB6が大事な原料になっていますから、それらを多く含む大豆製品や卵、穀物、青魚やバナナなどを積極的に摂取するといいそうです。

そして、十分な睡眠もとっていないと起きた時にセロトニンの分泌も弱まります。

生きていく上でもとても大事な役割をしてくれるセロトニン。

ちょっとストレス溜まってるな、なんだか気分が沈むな、疲れすぎてるな、という時は、セロトニン分泌が減ってるかもしれません。

手軽に分泌を促すリズム運動などはすぐ出来る方法ですので、お試しになってみてくださいね。