2016年3月25日金曜日

肩こりと筋肉痛は、似て非なるもの

お客様で筋肉トレーニングされている方がいらっしゃいます。

かなりハードで終わった後は、汗びっしょりかいています。

終わった後に、私のサロンにきてくださる方なんですが、

肩こりと筋肉痛って似てるんですか?

と聞かれました。



痛み方が似ていますが成り立ち方が違います。


筋肉痛ってどんなときになるでしょう?

急にトレーニングや運動を始めたりすると今まで使われていなかったであろう筋肉に痛みが出ますよね。で、続けると筋肉痛になることがなくなります。

実は、筋肉痛のメカニズムはまだ不明のことが多くハッキリした原因が


わかりませんが、

(疲労物質回収作業が、間に合わず痛みとなって出てきたりすると言われています。

また、筋細胞が傷ついてしまったためとも言われていて諸説あります。)

ただ、筋肉痛がある間は、筋肉が修復中であるだろうというは、わかっています。

修復後は、以前より強くなるのでトレーニングを続けると筋肉痛は減少していきます。




では、肩こりはどうでしょうか?

こちらは、ずっと肩の同じ筋肉部分を使っていると痛みがでたりしませんか?

たとえば、同じ姿勢でパソコンを使っていたりすると痛みが出てきます。

これは、同じ筋肉を使い続けて負荷をかけると硬くなってしまうという特徴があります。

そして、この長時間の負荷の状態が筋肉に血行不良を起こさせて、柔軟性を失い硬くなってしまう状態といわれています。


筋肉痛の場合は、筋肉修復中ですので痛みのあるところを一生懸命施術しても余計痛めてしまうことになり、オススメできません。ただ、修復を早めるために痛みのない周辺の血行を良くしてあげるのは、良いと思います。

肩こりの場合は、血行不良を改善すべく筋肉をやわらかくしてあげるのが、良いですね。しかし、肩こり原因の根本であることにアプローチしないと、解消することは難しいものです。

肩こりに一番多いのは、普段の体の使い方や姿勢のバランスが良くないことが多いですが、それ以外にも整形や循環器疾患によることもありますので、そこは注意しておいた方がいいですね。


どちらも症状は似ていますが、原因の違いから施術の構成は変えていますのでご安心ください。