肉体的な疲労をとるには、やはり睡眠が一番です。
しかも、良質な睡眠をとることが回復への早道。
良質な睡眠をとるには、お風呂に入っておくこともとっても大事ですから、入浴は良質な睡眠を得るための前準備、ということになります。
では、疲労回復の大本命の睡眠についてお話します。
人間の体の温度って一日の中で結構変動があるのをご存知ですか?(体温の変動幅は1℃程度)
朝4~5時ごろってなかなか起きにくいですよね。
一日の内で一番低い体温なのだそうです。
それから、日中に向かってだんだん体温が上がってきて、18~20時ごろにピークを迎えてそこからだんだん下がってくるものなのだそう。
で、この体温がスムーズに下がっていくと22時頃に眠気のピークが来ます。
ですから、体温が低くなると人間は眠くなるということになりそうです。
この低くなるころを見計らって、眠りにつくと自然に深い睡眠が得られます。
ちなみに、高齢になるとこの体内時計の時間帯がだんだん前倒しになってきて、朝早く目が覚めて眠りにつくのも早くなります。
ただし、体温があまり下がらなくなるので、眠りが浅くなってしまいます。
眠りの質が変わってくるようです。高齢の方が眠りが浅いのは、よく聞きますね。
私の親もよく言っています。
また、体温が下がってないと寝付きにくくなるので、
寝る前の熱いお風呂は逆効果です。かえって神経が高ぶって寝られなくなります。
自律神経の作用ですね。
ということで、体温の下がり始める頃を見計らって、
先にぬるめのお風呂に入って、
神経を休息モード(副交感神経優位)に切り替えておいて、
眠りにつくと自然と良質な深い眠りに
つけると思います。
寝つきの悪い方や疲れているのに眠れない方は、ぜひお試しになってみてください。
体温と睡眠の関係、結構、奥深いですよね。